当社に実際に寄せられたM&A相談をもとに、関係者のプライバシーおよび秘密保持に配慮し、一部の内容を加工・再構成して掲載しています。
相談の背景
施工管理をデジタル化している舗装会社から、管理負担の軽減に向けた資本業務提携のご相談です。現場データの活用を考える建設DX企業グループを候補として、施工写真、原価管理、日報、出来高の記録をどう説明するかを検討しました。資料が揃っているという点だけでなく、現場や事務担当が実際にどのように使っているかを整理する方針です。
重視した条件
重視したのは、データ移行と現場負荷です。管理方法を変えることで、職長や事務担当の作業がかえって増える可能性も確認事項としました。代表に集まっていた見積や元請対応、配車などの判断、現場で共有される情報を整理し、候補先の管理方法とどこを合わせるか、現状を維持する部分はどこかを協議するための準備を考えました。
整理したポイント
施工写真、日報、出来高、工事台帳、工種別粗利を確認資料に含め、原価管理の数値と現場の実態が合うかを整理しました。受注残、未成工事、追加請求や手直し履歴も合わせて確認する方針です。決算書や月次試算表だけでは分からない外注費・警備費の動き、合材や配車の段取りを説明し、データがどの業務から生まれているかを共有する準備としました。
引き継ぎに向けた確認事項
データを引き継ぐ範囲に加え、入力・確認・承認の担当と、代表が関与する期間を協議項目にしました。帳票や承認ルートを変更する場合には、現場責任者や事務担当の負荷を確かめながら進め方を検討します。従業員や主要取引先への説明順序、協力会社との役割分担も整理し、データの移行と日常の施工管理を合わせて引き継ぐための準備としました。
