当社に実際に寄せられたM&A相談をもとに、関係者のプライバシーおよび秘密保持に配慮し、一部の内容を加工・再構成して掲載しています。
相談の背景
学校や病院などの構内舗装を手掛ける会社から、営業を続けながら管理負担に対応する方法について相談がありました。休日施工や近隣対応の経験、安全書類、顧客との取引履歴を引き継ぐことが主題です。施設修繕のサービスを広げたい施設管理会社を候補に、資本業務提携を含めた連携を検討しました。代表が担っていた見積や取引先対応、現場の手配も確認事項として挙げています。
重視した条件
重視したのは、施設管理者との関係を維持し、限られた施工時間の中で従来の仕事を続けられる条件を整理することです。顧客の承諾を得るために必要な説明や確認を、担当者の交代とあわせて検討しました。休日に施工する際の人員配置、協力会社の手配、近隣対応、安全管理は一体で捉える必要があります。買い手候補の施設管理業務と組み合わせる場合も、現場ごとの制約を伝えることを重視しました。
整理したポイント
整理の中心は、顧客承諾と施工時間の制約でした。工事台帳と顧客履歴をもとに受注の継続性を説明し、安全書類や資格者一覧、協力会社との関係も確認する方針です。工種ごとの粗利は外注費や警備費の影響まで分け、休日施工に対応できることと採算を維持できることを別々に検討します。受注残、未成工事、追加請求、設備の整備・更新状況も整理し、引き継ぐ業務の範囲を明確にする必要がありました。
引き継ぎに向けた確認事項
引き継ぎに向けては、顧客ごとの説明順序、代表と現場責任者の担当、連絡窓口を確認します。施工班の継続意思や雇用条件を整理したうえで、既存の見積、配車、協力会社手配の流れを共有することも必要です。管理方法を変更する際には、施設ごとの施工時間と現場責任者の負荷を踏まえ、営業と施工のどちらにも無理が生じない進め方を検討することが相談の要点でした。
